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歯茎が変色する原因ともとに戻す方法を解説
鏡を見て、歯茎の色がいつもと違うと感じたことはありませんか?健康的な歯茎はピンク色をしていますが、黒ずんで赤く腫れていたり、白っぽくなっていたりする場合、何らかの原因が考えられます。
歯茎の変色は、見た目の印象を悪くするだけでなく、放置すると歯周病などの病気を引き起こす可能性も。この記事では歯茎が変色する原因と、色をもとに戻す方法について解説します。ご自身の歯茎の状態をチェックし、健康な状態を保ちましょう。
歯茎の変色は治療したほうがよい?
歯茎の変色には、歯周病や歯肉がんなど重大な病気のサインである場合と、過去の歯科治療や生活習慣による審美的な問題の場合があります。とくに健康上の問題がない場合でも、歯茎の変色は見た目の印象に大きな影響を与えます。
歯並びや歯の色が美しくても、歯茎が変色していることで不健康な印象を与えてしまう可能性も。変色の原因はさまざまで、素人判断では健康上の問題があるかどうかの判断が難しいため、まずは歯科医院での診察をおすすめします。
とくに人とのコミュニケーションが多い場面では、健康的な印象を与える歯茎の色は大切な要素となります。健康被害がない場合は治療をしないという選択肢もありますが、気になる方は歯科医院でカウンセリングを受けましょう。
歯茎が変色する原因
原因によって、歯茎の変色の色や症状も異なります。ここでは、おもな4つの原因について解説します。
- 原因①過去の歯科治療
- 原因②歯周病
- 原因③喫煙
- 原因④萌出嚢胞(ほうしゅつのうほう)
適切な治療や予防のために、まずは変色の原因を理解することが大切です。
原因①過去の歯科治療
歯の被せ物による歯茎の変色は、歯科治療後によく見られる症状です。とくに金属を使用した被せ物から金属イオンが染み出し、歯茎に色素が沈着することも。
また、セラミックなど白い被せ物でも、内部に使用されている金属が原因で歯茎が変色する場合があります。被せ物の土台が透けて見えることで、歯茎が黒ずんで見えることもあります。
このような変色は健康上の問題につながることは少ないものの、審美的な面で気になる方も多いため、歯科医院での相談がおすすめです。変色の程度や状態によって、被せ物の交換や専門的な治療が必要になる場合もあります。歯科医師と相談しながら、最適な治療方法を選択することが大切です。
原因②歯周病
歯周病による歯茎の変色は、症状の進行度によって色調が変化します。初期段階では歯茎が赤く腫れ、炎症が進むと白っぽく変色することがあります。さらに症状が悪化すると、歯周ポケットに細菌が増殖して膿が溜まり、歯茎が黒ずむことも。
また、歯周病により歯茎の血行が悪くなると、健康的なピンク色から色調が変化します。歯周病は早期発見・早期治療が重要なため、歯茎の変色に気付いたら、すぐに歯科医院を受診することが大切です。
適切な治療を受けることで、歯周病の進行を防ぎ、健康的な歯茎の色を取り戻せます。また、定期的な歯科検診を受けることで、歯周病の予防と早期発見が可能になります。
【関連記事】歯周病が手遅れになったときの症状とは?セルフケアで予防はできる?
原因③喫煙
喫煙による歯茎の変色は、おもなメラニン色素の沈着によって引き起こされます。タバコに含まれる有害成分が歯茎に作用し、防御反応としてメラニン色素が増加することで、歯茎が黒ずみます。
また、ニコチンには血管を収縮させる作用があり、歯茎の血行を悪くすることで色調の変化を引き起こすでしょう。喫煙は歯周病のリスクも高めるため、複合的に歯茎の変色を引き起こす可能性があります。
禁煙することで症状の改善が期待できますが、長期の喫煙による変色は専門的な治療が必要な場合も。また、喫煙は口腔がんのリスクも高めるため、歯茎の変色が気になる場合は禁煙も含めた総合的な対策を検討してください。
原因④萌出嚢胞
萌出嚢胞(ほうしゅつのうほう)は、おもに乳幼児や若年者に見られる症状です。永久歯が生えてくる際に、歯冠周囲の軟組織内に液体が溜まることで発生します。症状は、歯茎が青みがかった紫色や暗青色に変色し、腫れることがあります。
多くの場合は自然に消失するため、特別な治療は必要ありません。しかし、腫れが大きい場合や痛みを伴う場合は、歯科医師による処置が必要になることも。
処置は嚢胞の切開や排液、場合によっては歯の萌出を促進する手術が行われます。萌出嚢胞による歯茎の変色は一時的なものですが、気になる場合や症状が長引く場合は歯科医師に相談しましょう。
歯茎の色をもとに戻す方法
歯茎の変色を改善するためには、まずその原因を特定することが重要です。変色の色によって原因や対処法が異なるため、適切な治療方法を選択する必要があります。ここでは、歯茎の色別に効果的な対処法を紹介します。
- 歯茎が赤い場合
- 歯茎が黒い場合
- 歯茎が白い場合
詳しく見ていきます。
歯茎が赤い場合
歯茎が赤く変色しているおもな原因は、歯茎の腫れや口内炎によるものです。具体的には歯周病による炎症や、根尖性歯周炎(歯の根の先端の炎症)、歯根破折による細菌感染などが考えられます。とくに注意が必要なのは、歯肉がんの可能性です。歯肉がんでも歯茎が赤く変色することがあり、自己判断は危険です。
治療方法は原因によって異なりますが、軽度の歯周病の場合は、適切なオーラルケアの徹底で改善が期待できます。ただし、重度の歯周病や根尖性歯周炎、歯根破折が原因の場合は、歯科での専門的な治療が必要です。
とくに歯肉がんの場合は早急な治療が重要です。歯茎の赤い変色は放置すると症状が悪化することがほとんどなので、気付いたら早めに歯科医院を受診し、適切な診断と治療を受けましょう。
歯茎が黒い場合
歯茎が黒く変色するおもな原因は、過去の歯科治療と歯周病、喫煙の3つです。歯科治療による変色は、被せ物に使用されている金属から金属イオンが染み出して歯茎に色素沈着することで起こります。また、被せ物の土台が透けて見える場合も、歯茎が黒っぽく見えることも。
歯周病が原因の場合は、歯茎に細菌が入り込み、膿が溜まることで黒く変色。喫煙では、タバコの影響でメラニン色素が沈着し、歯茎が黒ずみます。黒い歯茎は、適切な治療によって健康的なピンク色に戻せます。
ただし、軽度の歯周病を除いて、自宅でのケアだけでは改善が難しいため、歯科医院での治療が必要です。とくに歯科治療が原因の場合は、被せ物の交換やレーザー治療、専用薬剤での処置など、専門的な治療が欠かせません。早めに歯科医院を受診し、原因に応じた適切な治療を受けることが重要です。
歯茎が白い場合
歯茎が白く変色するおもな原因は、歯周病と血行不良です。歯周病により歯が割れたり歯茎がゆるんでいると、歯の根に細菌が入り込んで化膿し、歯茎が白く見えることがあります。また、喫煙による血行不良も歯茎の白い変色の原因となります。
とくに注意が必要なのは歯肉がんの可能性です。歯肉がんでも歯茎が白く変色することがあり、素人判断は危険です。白い歯茎は、症状の原因によって治療方法が異なります。喫煙による血行不良の場合は、歯ブラシで歯茎を軽く刺激して血行を促進することで改善が期待できます。
また、軽度の歯周病であればセルフケアでの改善も可能です。ただし、進行した歯周病や歯肉がんの可能性もあるため、早めに歯科医院を受診することが肝要です。とくに白い変色が長期間続く場合は、すぐに専門医による診察を受けることをおすすめします。
ご予約・ご相談はこちらこの記事を監修した人
医療法人社団ルーブル 理事長
愛知学院大学歯学部卒業後、愛知県を中心に多くのクリニックを持つ医療法人清翔会グループに入職。2019年12月に『渋谷ルーブル歯科・矯正歯科』を開院。2022年12月にはグループ医院である『新宿ルーブル歯科・矯正歯科』を開院。
「気軽に相談できる歯のコンシェルジュ」をモットーとし患者との「コミュニケーション」を重要と考え、1人1人に合わせた「最善の治療」提案している。
【略歴】
- 愛知学院大学歯学部 卒業
- しんファミリー歯科 矯正監修
- 大手審美歯科クリニック 代診勤務医
- 医療法人清翔会 エスカ歯科・矯正歯科 院長就任
- 渋谷ルーブル歯科・矯正歯科 独立開業
- 医療法人社団 ルーブル設立 理事長就任
- 新宿ルーブル歯科・矯正歯科 開業
【所属団体】
- インビザライン社公認 ダイヤモンドプロバイダー
- インビザライン(マウスピース矯正)認定医
- インコグニート舌側矯正 認定医
- winシステム舌側矯正 認定医
- 日本矯正歯科学会 所属
- 日本成人矯正歯科学会 所属
- 日本顎咬合学会 所属
- 日本外傷歯学会 認定医
- 日本アンチエイジング歯科学会 所属
- 日本歯科審美学会 所属 他多数