ブログ

歯磨きできないときはどうする?代替案を紹介

歯磨きが必要とわかっていても、時と場合によってはできないこともあるでしょう。しかし、仕方ないからと言って放置しておくと、歯が悪い状態へと変わってしまいます。

歯磨きは、毎日のルーティンとして定着させることと、もし、歯磨きできない時の対処法について知っておくことをおすすめします。

本記事では、歯磨きできないときの代替案について解説します。

歯磨きが必要な理由

歯磨きをしない結果、虫歯や歯周病になりやすく歯の老化を早めます。

口腔内が不衛生な状態にしたままでは、歯の表面に細菌の塊「プラーク」が付着して歯ぐきに悪影響を及ぼします。さらにプラークは唾液に含まれるカルシウムと結合して歯石となり、歯石によって凹凸ができた歯の表面にプラークが付きやすくなって、虫歯や歯周病のリスクが高くなります。

特に甘いものを食べた後、歯磨きをしないと糖質がミュータンス菌のエサとなって虫歯になりやすくなります。

また、不衛生な状態にしておくと、口臭がきつくなったり、歯が着色して黒ずんできます。口臭や着色の原因は、プラークや食べ物の色素、たばこのヤニが付着することや、唾液の分泌が減少するからです。

さらに、口内の汚れは、感染症を引き起こしやすくなります。インフルエンザや風邪のウイルスが、口内の防衛機能を低下させ全身に広がります。

歯磨きができないときはどうする?

歯磨きの必要性がわかったところで、でも、どうしても歯磨きができないとき、どうしたらよいか、いくつか歯磨き以外で口腔内ケアの方法を紹介します。

水で口をすすぐ

忙しくて時間がないとき、水道が使えない場所にいるとき、外出中などは、水で口をすすぐだけでも、口内に残った食べカスの一部は洗い流すことができます。コップ一杯の水でブクブクすることで、細菌の繁殖をわずかでも抑制することができます。また、口の中のネバネバした状態を取り除くことができるので、口臭が減ってスッキリします。

外食をした後は、最後に洗面所で口をすすぐだけでも予防に繋がります。外出中であれば、ミネラルウォーターを購入して飲む前に、いったん口をすすぐと良いでしょう。

お酒を飲んだ後は、口内が酸性になりやすいため、飲酒後は口をすすぐと予防になります。

ただし、水ですすぐだけでは、細菌を完全に除去することはできないため、帰宅したら、しっかり歯磨きをするようにしましょう。

洗口液を使う

マウスウォッシュやスプレーなど洗口液を使うと殺菌作用があり、口腔内をリフレッシュできます。洗口液は、水ですすぐのと同じように細菌を除去する効果はありませんが、歯磨きができないときの代替え方法として役立ちます。忙しいときは、歯磨きができなくてもマウスウォッシュですすいでおくと予防にも繋がります。

注意したいのは、洗口液の成分についてです。殺菌成分、エタノール、精製水、香味剤、保のうち、エタノールは、常温で蒸発しやすい性質を持っているため、使用量を間違えると唾液の分泌を減少させてしまいます。口腔内が乾燥すると細菌が繁殖しやすくなり虫歯や歯周病のリスクが高くなります。

使用量を間違えなければ問題ないので、歯磨きできないときは、一時的な対処法として利用して大丈夫です。

フロスを使う

歯磨きの代わりにデンタルフロスや歯間ブラシを使用して、細かい食べカスを除去しておくと予防になります。プラークは、歯と歯の隙間に残った汚れがもとになって付着するので、デンタルフロスや歯間ブラシで細かく汚れを除去しておくことで、歯磨きができなくても

一時的なケアとして効果があります。

デンタルフロスや歯間ブラシは、サイズが小さく持ち運びも便利なので、バッグの中に入れておくと外出先でも気軽に利用することができます。

デンタルフロスは、糸巻タイプと柄付きタイプがあり、初めてお使いになる場合は、柄付きタイプの方が使い勝手が簡単です。歯間ブラシは、比較的、歯と歯の隙間が広い人に向いているアイテムで、隙間の大きさに合わせて「SSSサイズ~Lサイズ」から選ぶことができます。

ガムを噛む

唾液の分泌を促すためにガムを噛む方法があります。歯磨きの代わりにはなりませんが、

一時的な補助アイテムとして利用できます。唾液の分泌が良くなると口の中の乾燥を抑え、

洗浄作用や殺菌作用が働くので、虫歯や歯周病の予防にも繋がります。食後にガムを噛むことで、口の中が酸性化するのを防ぐこともできます。

ただし、ガムを噛む場合に注意したいのは、含まれている成分です。砂糖不使用でキシリトール入りの種類を選ぶようにしましょう。

キシリトールとは、糖アルコールの一種で天然の甘味料です。ミュータンス菌の増殖を防ぐ効果があるので虫歯予防になり、プラークが付着しにくくなります。

キシリトール入りガムには、ミント味のフレーバーが’含まれる商品が多く、噛んだ後にスーッとした爽快感があり、口の中がすっきりとします。

【関連記事】キシリトールガムは歯磨き後や寝る前に食べてもよい?

食事を変える

家で食事ができない場合、外食で食事を済ませるときは、選ぶメニューを工夫することも大事です。歯に負担がかからないように、糖分や脂肪分の少ないものや、粘着性のないものなどを選ぶと良いでしょう。

例えば、カレーやコーヒーなどを食べたり飲んだりした後、そのまま歯磨きをしないよりも、食事のメニューを工夫するだけで、歯のケアに繋がっていきます。

外出中に飲み物を購入する場合も、炭酸飲料や清涼飲料水よりも、お茶やミネラルウォーターを選んだり、ケーキや甘いスウィーツは、できるだけ家で食べるようにするなど、工夫の仕方もいろいろあります。

歯の健康を守るためには、食べ物や飲み物の選び方や、甘いものを食べるタイミングなどを変えていくと良いでしょう。

タオル・ティッシュを使う

歯磨きができないときは、濡れたタオルやウェットティッシュで歯の表面をこすると良いでしょう。歯と歯の境目や、奥歯の裏側などは、タオルよりもウェットティッシュの方が使い勝手が良くきれいになります。

ウェットティッシュを使う際は、含まれている成分について注意しましょう。アルコールタイプのウェットティッシュは、エタノールが入っているので、唾液の量が減少しやすくなります。

歯磨きの代替えとして使うのならば、ノンアルコールタイプのものを選びましょう。また、口の中で使うため、あまり頻繁に使うことは控えた方が安心です。災害時等、緊急の場合の方法として利用しましょう。

もし、不安な場合は、ミニタオルを使った方が、薬品系の影響はなくなります。

虫歯予防に効果を期待できる食品

虫歯を予防するには、基本、食べたら磨くことが大切です。加えて、食べ物の中でも、歯に良いものを食べるように心がけましょう。

身体をアルカリ性の体質にしておくと唾液の分泌が良くなって虫歯予防に繋がります。

そのためには、食物繊維の豊富で低糖質な野菜や大豆食品、海藻類などがおすすめです。

また、骨を丈夫にするために果物などビタミン類も積極的に摂りましょう。チーズは歯のエナメル質を守るリン酸カルシウムが含まれていて、歯の再石灰化を助ける働きがあります。

飲み物は、フッ素やポリフェノールが含まれるお茶や、カルシウムやビタミンDが豊富な牛乳が、歯にやさしい効果があります。

また、食事をするときは、良く噛んで食べることが大切です。

歯磨きができないときは他の方法で歯のケアをしましょう

歯磨きの代替えには、水やマウスウォッシュですすぐ方法やフロスで歯の掃除をする、ガムを噛む、食事のメニューを工夫する、タオルやティッシュでふくなど、いろいろな方法を使って虫歯にならないようにしましょう。

また、自宅にいるときは、食後の歯磨きを習慣づけて、口の中を清潔に保つように実践していきましょう。

新宿の歯医者「新宿ルーブル歯科・矯正歯科」では、無料でカウンセリングを行っています。歯に悩みがあり歯科受診を検討している方は、お気軽にご相談ください。

歯のお悩みなら新宿ルーブル歯科・矯正歯科へ

新宿駅東口徒歩1分の新宿ルーブル歯科・矯正歯科では、カウンセリングをして患者様のお悩みの内容を伺い、そのお悩みを解消する治療を行っております。
また当院では、歯並びと噛み合わせを整える矯正治療を中心に、虫歯治療・歯周病治療といった一般歯科治療もご提供しています。

他にも、機能面と審美面を両立した審美治療やインプラント治療もご提供しています。

ご予約・ご相談はこちら

この記事を監修した人

監修者の写真

医療法人社団ルーブル 理事長

水谷 倫康

愛知学院大学歯学部卒業後、愛知県を中心に多くのクリニックを持つ医療法人清翔会グループに入職。2019年12月に『渋谷ルーブル歯科・矯正歯科』を開院。2022年12月にはグループ医院である『新宿ルーブル歯科・矯正歯科』を開院。
「気軽に相談できる歯のコンシェルジュ」をモットーとし患者との「コミュニケーション」を重要と考え、1人1人に合わせた「最善の治療」提案している。

【略歴】





医療法人社団ルーブル
新宿ルーブル歯科・矯正歯科

〒160-0022
東京都新宿区新宿3-25-1ヒューリック新宿ビル8階
Tel:03-6380-6611

診療時間 平日 10:00~13:00/
15:00~19:30
土日 10:00~13:00/
14:30~18:00
休診日 月・木・祝(木日は隔週診療)