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歯が抜けてしまったらどうする?治療法を解説

歯が抜けた後は、放置せずに早めに治療を受けることをおすすめします。
歯がない状態のままでいると、噛み合わせが悪くなり、顎関節症のリスクや、体調不良などにも関係してきます。

抜けた歯の治療は、インプラント、ブリッジ、入れ歯の3つの方法があります。適切な治療方法を選んで健康な歯を維持するようにしましょう。

本記事では、歯が抜けてしまった場合の応急措置と治療方法、抜けた歯を放置した場合のリスクについて解説します。

歯が抜けてしまった際の応急処置の方法

歯が抜けたら、まずは清潔なガーゼを使って止血します。緊急時でガーゼが無い場合、清潔であればティッシュペーパーでも構いません。歯が抜けた箇所に15〜20分程度充てると、止血ができます。血が止まったら、軽くうがいをして口の中を清潔にしておきましょう。

また、歯が抜けた箇所に触れたり、歯ブラシを当てたりすると細菌が入り込み、炎症が起こる恐れがあるため注意が必要です。

抜けた歯は、抜けてからすぐに歯科医院で再植治療を行うことで、もとに歯を戻すことができます。ただし、歯が抜けてから30分以内に治療することが必要です。また、抜けた歯の根元が折れていないことや歯周病や虫歯になっていないことが条件になります。

抜けた歯の保管方法は、歯の根元の周りを覆う歯根膜(しこんまく)を傷つけないように軽く水で洗って生理食塩水や牛乳に浸して乾燥させないようにしましょう。

歯が抜けたときの治療法

歯が抜けた場合の治療法は3つあります。それぞれについてメリット・デメリット、治療期間や治療費等を確認して適切な方法を選びましょう。

方法①インプラント

インプラントは、インプラントのネジを歯の根元に埋め込んで土台を作り、人工歯を被せる治療です。天然の歯に近い見た目で違和感がなく、両隣の歯を削らなくていいので歯にかかる負担も少なくなります。また、抜けた歯の範囲や本数に関わらず治療が可能です。

ただし、インプラント治療は、基本的に医療保険の対象外なので、治療費は高額で、治療期間も長く治療後にセルフケア以外に定期健診も必要になります。また、インプラントの手術はおよそ1時間で抜歯するときと同じように局部麻酔をしてから行います。

なお、重度の糖尿病やインプラントを埋め込む顎の骨にスペースがない場合は、治療できないケースもあります。

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方法②ブリッジ

ブリッジは、抜けた歯の両隣の歯を土台として、抜けた部分を人工の橋(ブリッジ)のように補強する治療です。インプラントのように治療期間がかからずに短く済むことや、治療後は比較的違和感なく生活できることです。食事も普通にできます。

ただし、ブリッジ治療をするには、抜けた歯の両隣に歯があることと、土台となる歯が丈夫であることが必要です。土台となる歯の負担を考えるとブリッジ治療の寿命は、7〜8年程度が目安と言われています。

治療費については、使用する素材によって異なりますが、保険適用外のインプラントよりも安く治療することができます。セラミックのブリッジは保険適用外ですが、それ以外の素材を使う場合は保険が適用されます。

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方法③入れ歯

入れ歯は、抜けた歯を補うために人工的に作った歯の治療です。抜けた歯の範囲に合わせて入れ歯を作ることができます。治療期間も短めでできます。保険の適用については、プラスチック製の場合は、保険適用で安く作ることができますが、金属を使わない天然に近い見た目の入れ歯は、保険の適用外になります。治療後は、装着した際に違和感があるため慣れるまで時間がかかります。入れ歯で噛む力は自分の歯よりも弱いので、かたいおせんべいやステーキが噛みにくくなるなど支障があります。味覚や食事温度も鈍感になります。

歯が抜けたまま放置するリスク

歯が抜けた場合、もし、そのまま放置しておくとどんなリスクがあるのか確認しておきましょう。

リスク①噛み合わせが悪くなる

歯が抜けた部分があると、歯の高さや噛み合わせがわるくなるので、咀嚼力が衰えて食べ物の消化が悪くなり、残っている歯に余計な負担がかかって割れやすくなります。

咀嚼力が衰えると、唾液の分泌が低下して口内の清潔環境が悪くなり歯周病や虫歯のリスクが高くなります。

リスク②顎の痛みや肩こりなどの不調が起きる

噛み合わせが悪くなると、顔の筋肉を動かす働きも劣り、関連して体の筋肉が緊張して肩こりや頭痛が起き、顎関節症のリスクが高くなります。

顎関節症とは、口を開けるときに痛みが生じたり顎の関節が鳴ったりする病気です。顎関節症が悪化すると顎の痛みだけではなく、頭、目、鼻、耳の痛み、肩こり、腰痛、手足のしびれ、めまい等、全身の不調にも繋がってしまいます。

リスク③見た目が悪くなる

抜けた歯をそのままにしておくと、身体的な影響の他に、見た目の印象が変わってしまいます。顔全体の筋肉が衰えてくるので、しわやたるみ、ほうれい線が際立って見えるようになり老けた印象になってきます。

見た目の印象が悪くなると、外出するのも消極的になってしまうため、運動不足になって生活習慣病のリスクも高まります

歯が抜けたら歯科医院の治療でメンテナンスをしましょう

歯が抜けた場合は、インプラント、ブリッジ、入れ歯など、3つの治療方法を選ぶことができます。それぞれの治療方法は、治療期間や治療後のフィット感、治療費用が異なりますので、ご自身の歯の状態に合わせて検討すると良いでしょう。

また、歯が抜けたまま放っておくと、噛み合わせが悪くなり、顎関節症の発症、体調不良にも影響しますので、適切な治療方法で早めに歯科医院の診断を受けるようにしましょう。

新宿の歯医者「新宿ルーブル歯科・矯正歯科」では、無料でカウンセリングを行っています。歯に悩みがあり歯科受診を検討している方は、お気軽にご相談ください。

歯のお悩みなら新宿ルーブル歯科・矯正歯科へ

新宿駅東口徒歩1分の新宿ルーブル歯科・矯正歯科では、カウンセリングをして患者様のお悩みの内容を伺い、そのお悩みを解消する治療を行っております。
また当院では、歯並びと噛み合わせを整える矯正治療を中心に、虫歯治療・歯周病治療といった一般歯科治療もご提供しています。

他にも、機能面と審美面を両立した審美治療やインプラント治療もご提供しています。

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この記事を監修した人

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医療法人社団ルーブル 理事長

水谷 倫康

愛知学院大学歯学部卒業後、愛知県を中心に多くのクリニックを持つ医療法人清翔会グループに入職。2019年12月に『渋谷ルーブル歯科・矯正歯科』を開院。2022年12月にはグループ医院である『新宿ルーブル歯科・矯正歯科』を開院。
「気軽に相談できる歯のコンシェルジュ」をモットーとし患者との「コミュニケーション」を重要と考え、1人1人に合わせた「最善の治療」提案している。

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