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歯とカルシウムの関係は?カルシウム不足による影響も解説
「カルシウム不足」という言葉を誰しもが一度は耳にしたことがあるでしょう。
カルシウムは骨の形成に重要な役割を果たしますが、歯にとってもカルシウムは重要な要素です。
しかし、生活習慣のせいでカルシウム不足に陥っている人がいた場合、歯に何かしらの影響を与えてしまう恐れがあります。
歯とカルシウムの関係性を知ると、認識が改まるかもしれません。
今回は、歯とカルシウムの関係性やカルシウムが不足した場合に歯がどんな状態となるのかについて解説していきます。
記事後半では新宿ルーブル歯科・矯正歯科を紹介しますので、カルシウムの他に歯にとって効果的な栄養素や歯の健康について理解を深めたい場合は、一度ご相談してみてはいかがでしょうか。
目次
カルシウムとは
カルシウムは、端的に言えば、
人体を構成するために必要な要素です。
厚生労働省によると、成人1人1日当たりのカルシウム摂取量は、男性は700〜800mg、女性で650mgほどの量を推奨しています。
カルシウムを人体で生成することはできないので、食事で摂取するのが一般的な方法です。
食事から適切な量のカルシウムを摂取することで、健康な骨や歯を維持することができます。
下記にて詳しく紹介しますが、カルシウムは乳製品(牛乳・チーズ・ヨーグルトなど)、緑黄色野菜、小魚類などの食品に含まれていて、カルシウムはサプリメントからでも摂取可能です。
また、カルシウムの摂取効率を上げるためにはビタミンDが必要です。
ビタミンDは日光を浴びることで人体で生成されますが、魚介類や卵類などに多く含まれているので、適度に外出して運動しながらこれらの食品を摂取すると効率的でしょう。
カルシウムを多く含む食べ物とは
農林水産省の調査によると、以下の食品類にカルシウムが多く含まれることが判明しています。
どんな食品にカルシウムが多く含まれているのでしょうか。
※牛乳・乳製品においてメーカーによる差異を考慮しないものとする
牛乳・乳製品
牛乳は
コップ1杯(200g)でカルシウム220mg分を摂取できます。
ヨーグルトやチーズなどの乳製品でもカルシウムを摂取できますが、牛乳が最も効率的です。
牛乳が苦手な人は、乳製品を料理に溶け込ませることで摂取してみましょう。
野菜類
野菜類でカルシウムを多く含むのは、小松菜や菜の花、水菜などです。
お浸しなどで食べられることが多いかもしれません。
また、切り干し大根にもカルシウムが多く含まれているので、摂取しやすいように他の野菜と合わせて調理するのがおすすめです。
切り干し大根は噛んで食べるのにちょうど良い食材なので、噛んで食べるという意味では唾液が出て食べ物のカスや細菌を洗い流す作用が促されやすくなることから、歯の健康にプラスに働きます。
海藻類
ワカメや昆布などの海藻類にもカルシウムは含まれています。
中でも
ヒジキは10gあたりカルシウム140mg
と少量にも関わらず、カルシウム含有量が多いです。
普段ヒジキをあまり食べない人でも、カルシウムを容易に摂取できるのでおすすめです。
小魚系
一般的に魚を食べるとカルシウムが摂取できると言われています。
間違いではありませんが、効率的な観点で言えば小魚の方が効果的です。
例えば、
ししゃも3尾(45g)でカルシウム149mg分
を摂取できます。
干した桜エビ5gでカルシウム100mg分
摂取できることから、食生活のバランスで小魚を摂取するとよいかもしれません。
豆類
豆類にもカルシウムを多く含む食品があります。
厚揚げには1/2枚(100g)でカルシウム240mg分
摂取でき、他にも木綿豆腐や納豆などカルシウム含有量が多いです。
身近な食べ物の1つですので、無意識のうちに摂取している人が多いかもしれません。
なぜ歯にカルシウムが必要なのか
どうして歯にカルシウムが必要なのでしょうか。
主な理由を4つ挙げて解説していきます。
【関連記事】知っていて損はない!歯に関する雑学・おもしろ知識を紹介
歯の骨と組織の形成するため
歯は主にエナメル質、象牙質、セメント質などの組織で構成されています。
歯に潜む細菌の量が一定数を超えると、歯の白い部分を溶かしたり、歯ぐきを弱めたりなど口腔内の環境を悪化させてしまうのです。
仮にカルシウムが不足して供給されないと、これらの歯の組織の修復が適切に行われず、歯の健康が損なわれてしまいます。
カルシウムは歯の組織の修復に役立つ栄養素なのです。
歯の再石灰化
歯の表面にはエナメル質と呼ばれる保護層があります。
食事や酸によってエナメル質が溶けてしまう場合がありますが、カルシウムは歯の再石灰化を促進してくれるのです。
再石灰化によって歯の表面が強化され、虫歯や歯の感覚を防ぐ役割を果たします。
永久歯の育成・維持のため
学童期の時期の子ども、一般的に小学生の子どもは12歳になるまでの間に、乳歯から永久歯へと生え変わりを終えていることが多いです。
育ち盛りの子どもにとっては骨の成長を促す
カルシウムは永久歯の育成にも深くかかわってきます。
学童期に適切な量のカルシウムを摂取しておかないと、永久歯が正常に育成しない可能性があります。
大人になっても、カルシウムが不足すると虫歯のリスクを高めてしまい、永久歯を失う可能性があるので、カルシウムは適度に摂取しなければなりません。
子どものうちに丈夫な歯を形成するため
カルシウムは骨の成長や発達に合わせてあり、歯の正しい形成と成長にも影響を与えます。
子どものうちカルシウム不足の生活を送ってしまうと、歯並びが悪くなったり歯の強度が損なわれたりなど、悪影響を及ぼす可能性があります。
カルシウム不足が歯に与える影響とは
カルシウムが足りない状態で生活をし続けると歯にどんな影響を及ぼすのでしょうか。
いわゆる慢性的カルシウム不足の生活です。
主に以下の影響が考えられます。
唾液の分泌量が減って虫歯なりやすくなる
カルシウムが不足すると、唾液が十分に分泌されなくなります。
唾液は歯の再石灰化に必要で、初期虫歯の修復をしたり、細菌の増殖を抑えたりするので虫歯の予防につながります。
カルシウムが不足した状態が続けば、十分な量の唾液が出ないので必然的に虫歯になりやすくなるのです。
歯周病のリスクが跳ね上がる
カルシウムが不足すれば、口腔内の免疫力が低下し、歯肉炎や歯周炎などにかかりやすくなります。
ひいては歯周病のリスクが跳ね上がり、歯周病が進行してしまうでしょう。
特に子どもはカルシウム不足に注意!
上記で少し触れましたが、子どものカルシウム不足には注意が必要です。
歯以外にも身体全体に影響を及ぼすからです。
骨がもろくなったり、成長の妨げになったりなど、慢性的なカルシウム不足とならないように注意しましょう!
カルシウムを十分に摂取しても慢心してはならない
毎日牛乳を飲んでカルシウムを補給、あるいは小松菜や水菜などの野菜を摂取しているからといって歯の健康が守られると思って慢心してはいけません!
確かにカルシウム不足は歯の健康を損なう要因です。
しかし、歯の健康は歯磨きをしなかったり、喫煙によって歯の周りが変色したりなど生活習慣の乱れによって歯の健康が損なわれるのです。
歯の健康を守るためにインターネットなどを調べるといろんな情報がありますが、やはり歯に携わるエキスパートの歯科医に直接聞いた方がよいでしょう。
そこで下記にて紹介する新宿ルーブル歯科・矯正歯科はいかがでしょうか。
カルシウムの必要性を説く!?歯の健康維持のために新宿ルーブル歯科・矯正歯科がおすすめ
新宿ルーブル歯科・矯正歯科は、新宿駅東口直結で徒歩1分の距離にある歯医者です。
東京23区はもちろん、埼玉や千葉の他に関東一円地域から来訪しやすい場所に位置しているのでアクセス面の良さを自負しています。
歯はどうして汚れるのか、どんな食べ物が歯にとって良くないのかなど歯の健康に関する情報を来院される皆様の歯の健康を守るために日々研鑽を積みながら的確な情報発信をしています。
歯の健康にカルシウムが欠かせないことも承知しており、新宿ルーブル歯科・矯正歯科では歯の健康寿命をできるだけ伸ばすためのお手伝いを日々実行中です。
また、新宿ルーブル歯科・矯正歯科では10年後、20年後も歯の健康を保つためのあらゆる情報発信を心がけており、将来的に虫歯や歯周病を防ぐためスタッフ一同尽力しています。
まとめ
以上で歯とカルシウムの関係性およびカルシウム不足が歯に与える影響などについて紹介してきました。
今回の要点は以下のとおりです。
- カルシウムは牛乳や小魚など食べることで効率的に摂取できビタミンDとも合わせると最適
- カルシウムは歯や周辺組織の修復に役立つ重要な栄養素
- カルシウム不足が続くと虫歯や歯周病の原因となる
人によってはカルシウムをあまり摂取しない生活を送っている人もいます。
歯の状態をみて「どんな食生活をしているのか」初めて来院される人に問診することがあるかもしれません。
新宿の歯医者「新宿ルーブル歯科・矯正歯科」では、無料でカウンセリングを行っています。歯に悩みがあり歯科受診を検討している方は、お気軽にご相談ください。 この記事を監修した人 医療法人社団ルーブル 理事長 愛知学院大学歯学部卒業後、愛知県を中心に多くのクリニックを持つ医療法人清翔会グループに入職。2019年12月に『渋谷ルーブル歯科・矯正歯科』を開院。2022年12月にはグループ医院である『新宿ルーブル歯科・矯正歯科』を開院。
「気軽に相談できる歯のコンシェルジュ」をモットーとし患者との「コミュニケーション」を重要と考え、1人1人に合わせた「最善の治療」提案している。 【略歴】 【所属団体】
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