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歯磨きをやりすぎるとどうなる?

歯磨きは、急いで磨いたり、力をかけ過ぎたりすると、歯のダメージに繋がります。

あまり歯を大切にする習慣がない方は、やりすぎた歯磨きをしているかもしれません。

もしくは、歯をきれいにすることが、かえって過剰な歯磨きになっている方もいるでしょう。

本記事では、歯磨きをやりすぎるリスク、正しい歯磨きの方法、歯磨きにかける時間の目安等を解説します。

歯磨きのやりすぎが引き起こす弊害

歯磨きをやりすぎることで起こる弊害は以下のポイントがあげられます。

  • ・歯ぐきへのダメージ
  • ・歯ぐきが後退する
  • ・歯のエナメル質が無くなる

歯磨きのやりすぎは、歯ぐきと歯の劣化の原因になります。歯の表面はエナメル質で覆われており、無理なブラッシングを続けているとだんだんエナメル質が削れて歯が弱い状態になってしまいます。エナメル質が無くなると知覚過敏になりやすくなり、冷たい物を飲んだり食べたりすると痛みを感じるようになります。

歯が痛い状態では、歯磨きもうまくできないため、虫歯や歯周病のリスクが高くなります。

また、過剰な歯磨きは、歯ぐきが下がる要因となり、歯ぐきと歯の間に隙間ができてプラークが付着しやすい状態になり歯石も溜まりやすくなります。一度下がった歯ぐきは元に戻らないため正しい磨き方を実践しましょう。

歯磨きの正しいやり方

歯磨きを正しく行って歯や歯ぐきのダメージを防ぎましょう。磨き方には大きく3種類の方法があります。

  • ・スクラビング法:歯と歯ぐきに対して直角にブラシを当てて小刻みに磨く
  • ・バス法:歯と歯茎の境目にブラシを当てて小刻みに磨く
  • ・フォーンズ法:歯をかみ合わせた状態にブラシを直角に当てて円を描くように磨く

さらに、歯の磨き方は、歯に対して歯ブラシを当てる角度や動かし方、力加減などを調整しましょう。

歯ブラシを当てる位置

歯ブラシの当て方は、歯ぐきの状態に合わせて磨きましょう。歯ぐきが健康な場合は、歯ブラシを90度に、歯ぐきの状態が弱まっている場合は、歯ブラシの角度を45度にして歯ブラシをすると負担なくケアできます。歯が弱まっている状態に強い力がかかると、歯ぐきに傷がついて痛みが生じることもあるため、無理なブラッシングをせずに、自分に合う方法で行いましょう。

動かし方

歯や歯ぐきにやさしく軽い力で歯ブラシを動かします。磨きにくい奥歯や前歯の裏側は、ブラシを小刻みに動かして汚れを除去しましょう。

歯ブラシは、大きく動かすのではなく小刻みに動かすことが基本です。大きく動かしても、歯の隙間など細かい部分まで行き届かないため、小刻みに1,2本ずつを20回程度を目安に軽く磨きましょう。

力加減

強い力でゴシゴシ磨いてもプラークは除去できません。歯ブラシの当て方や動かし方に加えて、程よい力加減で磨くことが大切です。

過剰な力がかかると、歯や歯ぐきのダメージに繋がり、歯の健康にはよくありません。

正しい歯磨きの圧力はおよそ150~200g程度です。目安は、歯磨きしても歯ブラシがすぐに広がらないくらいの力加減です。すぐ歯ブラシの毛先が広がってしまう人は、歯磨きの力のかけ方を改善するようにしましょう。

歯磨きにかける時間や1日の回数

歯磨きにかける頻度は、1日3回で1回あたり3分間程度が理想的と言われています。28本の歯の汚れをしっかり落とすには、最低3分間が推奨されています。

厚生労働省が実施している歯科疾患実態調査では、毎日歯磨きをする人は97.4%。1日の歯磨きの回数は、1回18.2%、2回50.8%、3回以上28.4%で、1日に2回の歯磨きが平均的という結果となっています。

歯磨きの習慣は、ライフスタイルによっても理想的な頻度でできないケースも多いのですが、1日1回でも歯磨きをしっかりできる習慣をつけることで、歯周病や虫歯予防に備えることができます。忙しい方は、マウスウォッシュで口腔内をキレイにすることからはじめるのも良いでしょう。

【関連記事】歯磨きにかける適切な時間を紹介

歯ブラシの選び方

自分の歯の状態に適したサイズ、毛先の硬さ、形状などから選びましょう。歯ブラシのヘッドの大きさは、自分の歯の大きさに適したものが使いやすくなります。

子ども用と大人用ではサイズが異なるように、歯の大きさに合ったものを選びましょう。

サイズのあわないブラシを使うと、磨き残しの原因になります。

歯ブラシの毛先の硬さは、やわらかめ〜ふつうがおすすめです。硬い毛先は、磨き方によっては歯ぐきを傷つけてしまうため、やわらかめな毛先の方が良いでしょう。

歯ブラシの形状は、自分が使いやすい持ち手のタイプを選びましょう。磨きにくい奥歯の裏側などは、カーブした形状のタイプが便利です。

やってはいけない間違った歯磨き

研磨剤の含まれる歯磨き粉の使い方には注意が必要です。研磨剤は、歯に付着したプラークや着色汚れなどを効果的に取り除くための成分です。

研磨剤の特徴は、歯の汚れを効果的に落とす力がある一方、成分が強いため歯への負担も大きくなります。使い方を間違うと、歯の表面のエナメル質をはがしてしまうため、歯の健康のためには、使い方が難しくなります。

歯科医院によっては、研磨剤の入っていない歯磨き粉を推奨するところも多く、刺激の少ないフッ素配合の歯磨き粉を使うように指導するケースが多いです。

歯磨き粉の種類は、間違った使い方で後からトラブルにならないように気を付けましょう。

歯磨きは軽い動きで正しくケアしましょう

歯磨きの方法は、歯に正しい角度で当てて、小刻みに歯ブラシを動かしてあまり強い力をかけずに軽くブラッシングしましょう。

歯磨きの頻度は、ライフスタイルに合わせて行いましょう。基本的には、食後は歯磨きをすることが大事です。

正しい歯磨きには、自分に適した歯磨きアイテムを準備して毎日のケアに役立てましょう。

新宿の歯医者「新宿ルーブル歯科・矯正歯科」では、無料でカウンセリングを行っています。歯に悩みがあり歯科受診を検討している方は、お気軽にご相談ください。

歯のお悩みなら新宿ルーブル歯科・矯正歯科へ

新宿駅東口徒歩1分の新宿ルーブル歯科・矯正歯科では、カウンセリングをして患者様のお悩みの内容を伺い、そのお悩みを解消する治療を行っております。
また当院では、歯並びと噛み合わせを整える矯正治療を中心に、虫歯治療・歯周病治療といった一般歯科治療もご提供しています。

他にも、機能面と審美面を両立した審美治療やインプラント治療もご提供しています。

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この記事を監修した人

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医療法人社団ルーブル 理事長

水谷 倫康

愛知学院大学歯学部卒業後、愛知県を中心に多くのクリニックを持つ医療法人清翔会グループに入職。2019年12月に『渋谷ルーブル歯科・矯正歯科』を開院。2022年12月にはグループ医院である『新宿ルーブル歯科・矯正歯科』を開院。
「気軽に相談できる歯のコンシェルジュ」をモットーとし患者との「コミュニケーション」を重要と考え、1人1人に合わせた「最善の治療」提案している。

【略歴】





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