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歯石ができる原因を詳しく解説

毎日歯磨きをしていても、いつの間にか歯石ができてしまい、歯科医院へ通院せざるを得ない状態になっていませんか?

定期的に歯科医院へ通うのは時間や費用がかかってしまったり、歯石の除去には痛みを伴ったりするため、歯石ができないように対処したいところです。

歯石ができる原因を知って日ごろの生活習慣を見直すことで、歯石ができにくい状態になるでしょう。

本記事では、歯石ができて悩んでいる方に向けて、歯石ができる原因や歯石のでき方を解説します。

また歯石を放置するとどうなるのかお伝えします。

歯石とは

歯石とは、歯垢(プラーク)の石灰化によって石のように硬くなったもののことです。

食後8時間ほどすると食べかすを餌にして細菌が増殖し、白くネバネバした歯垢(プラーク)を形成します。

通常口の中で繁殖した細菌はだ液によって洗い流されますが、歯垢はネバネバと粘着性があるためだ液で洗い流されずに口の中に留まりがちです。

細菌が増殖してできた歯垢がだ液に含まれるカルシウムやリンと結びつくと石灰化して硬くなり歯石になります。

だ液と結びついて歯石を形成するため、だ液腺付近では歯石ができやすい傾向が見られます。

【関連記事】歯石と歯垢はどう違う?落とし方も紹介

 

歯石ができる原因

歯石は突然できるわけではなく、いくつかの過程を経て形成されます。

歯石ができるまでの過程において、原因へ対処できれば歯石ができるのを防げるでしょう。

歯石ができる原因は、歯磨きの仕方や食生活など日常生活の中に隠れています。歯石ができる原因を知って、日ごろの生活習慣を見直すことが大切です。

ここからは、歯石ができる原因について解説します。

原因①磨き残し

毎日丁寧に歯磨きをしているつもりでも、意外と磨き残しはあるものです。

とくに歯ブラシが届きにくい奥歯や歯と歯の間、歯並びが悪いところなどは磨き残しが多く、汚れが残った状態になりやすい傾向にあります。

歯ブラシだけでは十分に汚れや歯垢を落とせないことが多いため、歯間ブラシやデンタルフロスを使用してみると良いでしょう。

歯間ブラシやデンタルフロスは歯ブラシでは届きにくいところや歯と歯の間などの狭いすき間にも入り込むため、しっかりと汚れを落とせます。

また磨き残しを減らすためには、染めだし(歯の表面にピンク色の染色液を塗り、磨き残しを分かりやすくする為の方法)を活用して磨き残しがないかチェックすることも有効です。

原因②乱れた食生活

甘いものや、やわらかく粘着性のある食べものを摂取する機会が多いと、口の中で細菌が留まり続けて繁殖しやすいため歯石ができやすい環境となります。

また間食を頻繁に取る方は、口の中に食べものが長時間ある状態がつづくため、口の中で細菌が繁殖しやすくなるでしょう。

口の中を清潔にするとともに、食べものが口の中にない状態を維持することも歯石対策の1つです。

またアルカリ性食品を取り続けてだ液がアルカリ性になると歯石ができやすくなります。

アルカリ性食品の例としては以下の食べものがあげられます。

【歯石ができやすくなるアルカリ性食品】

  • ・ワカメ
  • ・梅干し
  • ・ジャガイモ
  • ・小松菜
  • ・ニンジン

原因③喫煙

タバコに含まれるタールは歯石の原因となります。

タールには粘着性があり、だ液と反応することで歯垢が歯に付着しやすくなり、その結果歯石ができやすくなります。

タールは基本的に歯磨きでは落とせません。そのため喫煙習慣がある方は、定期的に歯科医院を受診しクリーニングを受けていなければ、歯石ができやすい環境となっている可能性が高いでしょう。

喫煙は歯石だけではなく、歯周病にかかるリスクも上がると報告されています。

口腔内以外にもさまざまな病気の原因になるため、一度禁煙に取り組んでみると良いでしょう。

原因④不規則な生活習慣

だ液には口の中を殺菌する作用があり、汚れをキレイに洗い流す働きをします。

しかし不規則な生活習慣や強いストレスのかかる生活をしていると、だ液の分泌量が少なくなり、歯垢が洗い流されずに口の中で留まり歯石ができやすくなります。

生活リズムが乱れていたり、強いストレスを感じていたりするようなら、生活リズムを整えたり、ストレスを発散したりして体の不調を改善しましょう。

まただ液の分泌が少なく、口の乾きが気になるときはこまめな水分摂取を心がけましょう。だ液腺のマッサージも効果的です。

【関連記事】歯周病の原因とは?症状とかかりやすい人の特徴も解説

 

歯石のでき方

歯ぐきの上に位置する歯の表面にできる歯石と歯ぐきの下にできる歯石とでは、でき方が少し異なります。

ここからは、歯ぐきの上にできる歯石と歯ぐきの下にできる歯石のでき方を解説します。

歯ぐきの上の場 合

歯ぐきの上にできる歯石のことを「歯肉縁上歯石」(しにくえんじょうしせき)と言います。

歯の裏側にはだ液が溜まりやすくなっている場所があり、そこで歯垢がだ液と結びつくことで歯石ができます。

歯肉縁上歯石は比較的やわらかく、歯の表面を覆っているエナメル質に付着しているため、取りのぞきやすいのが特徴です。

歯垢が原因となっている歯肉縁上歯石を防ぐためには、日ごろから丁寧にブラッシングを行い、歯垢を除去することが大切です。

歯ぐきの下の場 合

歯ぐきの下にできる歯石は、主に歯と歯ぐきの間の溝である「歯周ポケット」にできるのが特徴で、「歯肉縁下歯石」と呼ばれます。

歯垢とだ液によってできる歯肉縁上歯石に対して、歯肉縁下歯石は歯周ポケットから分泌される浸出液とカルシウム成分が結びつき、歯垢などが固まることで形成されます。

歯ぐきの下にこびりつくように歯石が付着しており器具が到達しにくいため、取り除くのが困難で、痛みを伴うこともあるでしょう。

 

歯石を放置するどうなる?

歯石ができた場合には基本的に歯科医院で除去してもらう必要があるため、そのまま放置してしまう方もいらっしゃるでしょう。

しかし歯石を放置すると虫歯や歯周病などの病気の原因になったり、口臭が悪化したりします。

歯石を放置していると、結果として通院回数が増え、治療が長引く可能性もあるため、早めに対処することが大切です。

ここからは歯石を放置することで起きるリスクについて解説します。

リスク①虫歯や歯周病の原因になる

歯石そのものは虫歯を引き起こすわけではありませんが、虫歯菌の繁殖につながるため、虫歯の原因になります。

虫歯菌は歯垢の中に潜んでおり、歯垢に含まれている糖分を分解して酸を作り、歯を溶かします。

表面がザラザラしている歯石では歯垢が付着しやすく虫歯菌の温床となるため、少しずつ歯に穴があいていき虫歯を発症するのです。

また歯石に付着した歯垢をそのままにしておくと、細菌が産生する毒素によって歯ぐきが炎症を起こし、歯周病を発症することがあります。

炎症が悪化し歯ぐきの深くまで進行すると、あごの骨をとかしてしまうことも。

虫歯や歯周病は初期症状が少ないため、原因となる歯石の除去を丁寧に行うことが大切です。

【関連記事】歯周病と虫歯の違い|押さえておきたいそれぞれの原因・症状・治療法

リスク②口臭が悪化する

歯石を放置していると気づかないうちに、口臭によって周りの方へ不快感を与えてしまっている可能性があるでしょう。

歯石は表面がザラザラしているため、汚れが付着しやすい傾向にあります。

その結果、歯ぐきに炎症が起き、歯ぐきから血液や浸出液が出てくると、口臭が悪化することがあります。

また歯と歯ぐきの間の歯周ポケットに歯石がたまると、歯ぐきが化膿し腐ったようなニオイがすることも。

リスク③審美性が低下する

歯石があると、歯の見た目にも悪影響を及ぼします。

歯肉縁上歯石は歯ぐきの上にでき周りの方からも見えてしまうため、不潔な印象を与えることもあるでしょう。

また歯周ポケットの近くにできた歯石は、血と混ざって黒くなり目立つ場合も。

さらに歯石を放置して、虫歯や歯周病を引き起こすと、歯が変形したり、歯ぐきが下がったりして審美性が低下します。

 

歯科医院で歯石を除去する方法

歯石は自身でブラッシングしても除去できないため、歯科医院で取ってもらう必要があります。

歯科医院では歯石を除去するための専用器具であるスケーラーを使用します。

使用されるスケーラーは、ハンドスケーラーと超音波スケーラーの2種類です。

歯ぐきより上にある歯石に対しては、超音波スケーラーを使い、超音波と水による振動で歯石を除去します。

ハンドスケーラーは、歯周ポケットなど歯ぐきより下にある歯石や超音波スケーラーで除去できない歯石に有効です。

通院する頻度

歯石は除去したあとも、2日ほどで歯垢が固まりはじめ、2週間程すると歯石を形成します。

そのため、歯石を一度取り除いても繰り返し通院する必要があるでしょう。

歯石ができたときには3ヶ月に一度程度の通院が必要です。

歯石ができやすい人であれば2ヶ月に一度通院する場合もあるでしょう。

 

歯石ができる原因を知って対処しよう

歯石ができる原因は、歯磨きが不十分なことによる磨き残しや乱れた食生活、喫煙、不規則な生活習慣などがあげられます。

当てはまる項目がある方は自身の行動を見直し歯石ができにくい状態にしましょう。

歯石ができたら放置せず、歯科医院を受診し除去してもらいましょう。

新宿の歯医者「新宿ルーブル歯科・矯正歯科」では、無料でカウンセリングを行っています。歯に悩みがあり歯科受診を検討している方は、お気軽にご相談ください。

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この記事を監修した人

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医療法人社団ルーブル 理事長

水谷 倫康

愛知学院大学歯学部卒業後、愛知県を中心に多くのクリニックを持つ医療法人清翔会グループに入職。2019年12月に『渋谷ルーブル歯科・矯正歯科』を開院。2022年12月にはグループ医院である『新宿ルーブル歯科・矯正歯科』を開院。
「気軽に相談できる歯のコンシェルジュ」をモットーとし患者との「コミュニケーション」を重要と考え、1人1人に合わせた「最善の治療」提案している。

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