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フッ素の効果とは?治療の流れとさらに効果を高めるためのセルフケア

歯の悩みを抱えている方に向けて、フッ素の効果について解説します。

フッ素は虫歯予防に良いとされているものです。しかし「フッ素の効果とは?」「効果をより高める方法は?」と、疑問に思われる方は少なくありません。

そこで今回の記事では、フッ素の効果について広くご紹介していきます。参考にしていただければ歯医者でのフッ素塗布やセルフケアでのフッ素の効果、そして効果を高めるための方法がおわかりいただけるはずです。

フッ素とは

「フッ素」とは自然界の中に存在する物質で、虫歯予防に効果的だとされています[1]。ただし虫歯予防に効果的な物質の正式名称は「フッ化物」であり、フッ素とは元素名のことです[1]。

広義での「フッ素」はお茶、魚、肉、野菜、果物など、自然の食材の中にも含まれています。虫歯予防に効果的であることで知られますが、歯や骨を健康にするためにも必要な物質です。

 

フッ素は危険?

「フッ素は危険」と言われることがありますが、危険であるかどうかは使い方によります。

確かに大量に体内に取り込んでしまえば毒となるかもしれません。しかし虫歯予防のためのフッ素を少量、体内に取り込んだからといって危険ではないでしょう。

どのようなものでも、大量に摂取すれば危険物となり得ます。たとえば自然と体外に排出されないビタミンAを過剰摂取しても同じです。水ですら大量に飲めば中毒にいたる恐れがあります。

フッ素は大量に摂取すれば中毒になる恐れがありますが、適量であれば危険とは言えません。

 

フッ素で得られる効果

それではフッ素で得られる効果について見ていきましょう。

【期待できる効果】

  • ・歯の再石灰化を促す
  • ・歯を強くする
  • ・虫歯菌の動きを抑える

フッ素の効果は主に3つです。歯の再石灰化を促して軽度の虫歯を改善すること、歯を強化すること、虫歯菌の活動を抑えること。

トータルで考えると、「虫歯になりにくい歯質にして、初期段階の虫歯を修復する作用がある」と言えます。

 

フッ素と虫歯の関係性

フッ素は虫歯の予防・改善に効果的なものです。前項で解説したように、フッ素には歯質を強くし、虫歯菌の活動を抑える効果があります。そのため虫歯に負けない歯を作るためには、フッ素は高い作用を発揮すると言えるでしょう。

また初期段階の虫歯であれば、フッ素塗布によって改善されてしまうこともあります。歯の再石灰化とは、歯の表面にあるエナメル質の修復作用のことです。虫歯の初期段階でエナメル質を修復できれば、虫歯の進行を食い止められる可能性もあります。

フッ素は虫歯予防・改善に広く用いられているものです。今後の虫歯を防ぎたい方、軽度の虫歯の進行を食い止めたい方にとって、フッ素塗布は理想的な治療方法となるでしょう。

【関連記事】虫歯を甘く見ると危険?虫歯の初期状態と治療法について紹介

 

歯医者で受けられるフッ素塗布

虫歯に効果的だと言われるフッ素塗布とはどのような治療方法なのでしょうか?これから受けたいと思われている方に向けて、詳しく解説します。

高濃度のフッ素を塗布してもらえる

歯医者で受けられるフッ素塗布とは、高濃度のフッ素を歯の表面に塗り、虫歯予防効果を得るための治療です。

歯磨き粉や洗口液などの中にもフッ素配合のものがあります。しかし歯医者でのフッ素塗布は、市販品よりも圧倒的に高濃度で、その分高い効果が期待できる治療です。

市販品の中には高濃度のフッ素を配合できません。なぜなら薬用歯みがき類製造販売承認基準により、フッ化物イオン濃度は1,500ppmF以下に定められているためです[2]。

しかし歯医者でのフッ素塗布は基準に沿う必要がなく、高濃度で塗布できます。医師や歯科衛生士など免許を持った人物が塗布することから、高濃度で効果の高いフッ素塗布治療を受けられます。

虫歯の確認や自宅でのケア指導を受けられる

歯医者でフッ素塗布を受ける際に、虫歯の確認やセルフケア指導が受けられることも特徴のひとつです。

フッ素塗布の前は口腔内をきれいにしなければなりません。そのため虫歯の確認もしてもらえますし、磨き残しがあるところも見つけてもらえるでしょう。

口腔内をくまなくチェックしてもらえることは、問題にいち早く気づけるチャンスがあるということ。ご自身ではできないところまで確認してもらえることで、フッ素塗布の際に虫歯や磨き残しに気づけるかもしれません。

 

歯医者でのフッ素塗布の流れ

それでは歯医者でのフッ素塗布はどのように行われるのか、流れについて確認していきましょう。

【フッ素塗布の流れ】

  1. 1.口腔内のチェックと清掃
  2. 2.歯の乾燥
  3. 3.フッ素の塗布
  4. 4.5分間待機
  5. 5.フッ素の拭き取り

塗布をするにはまず、口腔内をきれいにしなければなりません。そのため専用の機器にて歯のクリーニングを行います。

そして歯を乾燥させたらフッ素を塗り、5分待機します。その後、フッ素を拭い取ったら完了です。ただ違う塗布法もあり、流れは塗布の種類により変わることもあるでしょう。

以上のようにフッ素塗布は効果的ながら、痛みもなく、簡単に終わる治療です。

 

歯医者で塗布されたフッ素の効果を持続させる方法

歯医者でフッ素塗布をした後、効果を持続させるにはコツがあります。

【効果持続のためにできること】

  • ・塗布後1時間は飲食をしないこと
  • ・塗布前に丁寧にブラッシングをすること
  • ・毎日のケアを丁寧に行うこと

効果を持続させるには、フッ素塗布の前に丁寧にブラッシングをし、終わった後1時間は飲食を控えるようにしてください。もし可能であれば、夕食を済ませた後にフッ素塗布をして、そのまま眠るとフッ素がとどまる時間が長くなるためより効果的です。

またフッ素を塗布しても、セルフケアを行わなければ効果が薄れてしまいます。毎日のケアをしっかりと丁寧に行うことも心がけてください。

 

フッ素を活用した虫歯予防【セルフケア】

フッ素を活用する虫歯予防は、セルフケアでも行えます。歯医者での塗布以外にセルフケアでも取り入れると、より高い効果が期待できるでしょう。

セルフケア1:フッ素配合の歯磨き粉を使う

まずは市販されているフッ素配合の歯磨き粉を使う方法です。市販のものはフッ素の配合量が少ないものの、やはり使ったほうが虫歯予防効果が高まると考えられます。

歯医者でのフッ素塗布に加えて、毎日のケアでもフッ素配合の歯磨き粉を使ってみてください。

使用時の注意点

フッ素は年齢により適した量が変わります。成人している方であれば問題ないでしょうが、年齢によって適切なフッ素の量は変わるため、お子様に使う場合には年齢に適した量のものを選択しましょう。

また歯磨きをした後のうがいを最小限に留めると、より効果的です。うがいでフッ素を流しきってしまわないようにすることがポイントです。

セルフケア2:フッ素配合の洗口液を使う

フッ素が配合されている洗口液を使うと、口腔内にくまなくフッ素が行き渡ります。フッ素配合の歯磨き粉との併用もおすすめです。

歯磨きをした後に洗口液を使ってうがいをすると、ブラッシングでは届きにくい歯の隙間までフッ素が行き渡ります。虫歯予防効果を高めたい方は、ぜひ洗口液の使用も検討してください。

使用時の注意点

洗口液を使用するのは就寝前がベストです。使用後は飲食をせずに、そのまま眠るとフッ素の効果が高まります。

 

フッ素の効果は塗布+セルフケアでより高められる

いかがでしたでしょうか?この記事を読んでいただくことで、フッ素の効果を高めるための方法がご理解いただけたと思います。

フッ素には虫歯予防効果があり、歯医者で塗布するだけでも効果が期待できます。しかしその後のセルフケアにより、さらに効果が高まるでしょう。

新宿の歯医者「新宿ルーブル歯科・矯正歯科」では、無料でカウンセリングを行っています。歯に悩みがあり歯科受診を検討している方は、お気軽にご相談ください。

ご予約・ご相談はこちら

[1]

参照:Fluoride and Fluoridation Research for Health:フッ化物とは?

[2]

参照:e-ヘルスネット:フッ化物配合歯磨剤

この記事を監修した人

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医療法人社団ルーブル 理事長

水谷 倫康

愛知学院大学歯学部卒業後、愛知県を中心に多くのクリニックを持つ医療法人清翔会グループに入職。2019年12月に『渋谷ルーブル歯科・矯正歯科』を開院。2022年12月にはグループ医院である『新宿ルーブル歯科・矯正歯科』を開院。
「気軽に相談できる歯のコンシェルジュ」をモットーとし患者との「コミュニケーション」を重要と考え、1人1人に合わせた「最善の治療」提案している。

【略歴】





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