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智歯周囲炎の症状や応急処置・治療方法を徹底解説
親知らずが原因で起こる智歯周囲炎(ちししゅういえん)をご存知ですか。
歯茎が痛んだり、腫れたり、腫れが顔にまで影響してしまうこともあるため、親知らずに違和感がある場合はすぐに歯科医院を受診するようにしましょう。
本記事では、智歯周囲炎の主な症状やリスク、治療方法について解説していきます。
また、親知らずが腫れて痛む際の応急処置についてもご紹介するので、ぜひご参考ください。
目次
智歯周囲炎とは?
智歯周囲炎は、通常の歯周炎と比較して智歯(=親知らず)周辺に生じる炎症です。
智歯は他の歯に比べて位置的に清掃が困難で、細菌が増殖しやすくなり、結果的に炎症が生じやすくなります。
通常の歯周炎との大きな違いは、智歯周囲炎では症状がより強くなり、感染が広がる可能性があるという点です。
定期的な歯科検診と適切な口内ケアを意識しましょう。
【関連記事】親知らずが口臭の原因になる理由|改善方法を紹介
智歯周囲炎の症状とリスク
智歯周囲炎は、痛みや腫れが主な症状です。
また、これらの症状は、栄養や睡眠の不足、過労、風邪などによる体調不良によって急性化することがあります。
炎症が急性化すると、歯茎や頬が腫れ、口が開き難くなることも。
適切なケアや歯科検診の受診が重要であり、症状が進行しないように注意しましょう。
親知らずが腫れて痛むときの応急処置
次に、親知らずが腫れて痛むときの応急処置を解説していきます。
ここでは以下の3つの方法を紹介しますが、どれも患部を清潔にしたうえで行ってください。
・冷やす
・市販の痛み止めを飲む
・運動や飲酒など血行を促進する行動を控える
それぞれ見ていきましょう。
冷やす
親知らずが腫れて痛む場合、患部を冷やすことが対処法のひとつです。
氷や保冷剤などを痛みのある箇所に数分間当てることで、腫れや炎症を軽減し痛みを和らげることができます。
ただし、皮膚に当てる場合は保護のためにタオルなどを挟んで使用しましょう。
また、冷やしすぎると逆に刺激を与える可能性があるため、適度な冷却に留めてください。
市販の痛み止めを飲む
市販の痛み止めを飲むことも、親知らずが腫れて痛む際の一時的な応急処置として有効です。
痛み止めは、炎症を抑える効果や痛みを軽減する効果があります。
ただし、薬の指示通りに適切な量を服用することが重要です。
長期間続く場合や炎症がひどい場合は、専門医師に相談しましょう。
また、応急処置としての痛み止めは一時的なものであり、根本的な問題解決には歯科医師の診断と治療が必要です。
運動や飲酒など血行を促進する行動を控える
親知らずが腫れて痛む場合、血行を促進する行動を控えることも上記の応急処置とともに覚えておいてください。
運動や飲酒は血行を増加させるため、腫れが悪化する可能性があるだけでなく、血流が増えると炎症や腫れが増し、痛みが強くなることもあります。
そのため、腫れがあるときは無理な運動やアルコール摂取は控えることが大切です。
ただし、この応急処置は一時的なものなため、早めに歯科医師へ受診しましょう。
智歯周囲炎になった場合の治療方法
智歯周囲炎の治療方法は、症状の重さや患者の状態によって異なります。
軽度の場合は、抗生物質や洗浄剤を使ったうがいなどで炎症を抑えることがあります。
しかし、重度の場合や再発が頻繁な場合は、抜歯が必要です。
智歯周囲炎の予防方法
智歯周囲炎の予防方法としては、ブラッシングと日々の生活、そして定期検診が主流です。
智歯周辺に汚れが溜まりやすいのは、その生え方だけでなく、歯ブラシが届きにくいことも要因です。
そのため、ブラッシング方法を見直し、親知らず周辺だけでなく、口の中全体のケアをしっかり行うことが大切になります。
また、ストレスや疲れ、抵抗力の低下も発症に関係しています。
ストレス管理や十分な休息を取ることで免疫力を高めることが予防に役立ちます。
定期的な歯科検診やクリーニングも忘れずに受けることが重要です。
智歯周囲炎の治療方法は抜歯が主流
今回は、智歯周囲炎について解説してきました。
智歯周囲炎の治療方法は、一般的に抜歯が主流とされています。
というのも、智歯が炎症や感染を引き起こしているため、除去することで根本的な解決が可能なためです。
ただし、軽度の場合は抗生物質や洗浄剤を使用することもあります。
重症や再発が頻繁な場合は、抜歯が避けられない場合もあるため、歯科医師の診断と適切な治療法の選択が必要です。
十分なケアと定期的な歯科検診によって、再発防止に努めましょう。
新宿の歯医者「新宿ルーブル歯科・矯正歯科」では、無料でカウンセリングを行っています。歯に悩みがあり歯科受診を検討している方は、お気軽にご相談ください。
この記事を監修した人
医療法人社団ルーブル 理事長
愛知学院大学歯学部卒業後、愛知県を中心に多くのクリニックを持つ医療法人清翔会グループに入職。2019年12月に『渋谷ルーブル歯科・矯正歯科』を開院。2022年12月にはグループ医院である『新宿ルーブル歯科・矯正歯科』を開院。
「気軽に相談できる歯のコンシェルジュ」をモットーとし患者との「コミュニケーション」を重要と考え、1人1人に合わせた「最善の治療」提案している。
【略歴】
- 愛知学院大学歯学部 卒業
- しんファミリー歯科 矯正監修
- 大手審美歯科クリニック 代診勤務医
- 医療法人清翔会 エスカ歯科・矯正歯科 院長就任
- 渋谷ルーブル歯科・矯正歯科 独立開業
- 医療法人社団 ルーブル設立 理事長就任
- 新宿ルーブル歯科・矯正歯科 開業
【所属団体】
- インビザライン社公認 ダイヤモンドプロバイダー
- インビザライン(マウスピース矯正)認定医
- インコグニート舌側矯正 認定医
- winシステム舌側矯正 認定医
- 日本矯正歯科学会 所属
- 日本成人矯正歯科学会 所属
- 日本顎咬合学会 所属
- 日本外傷歯学会 認定医
- 日本アンチエイジング歯科学会 所属
- 日本歯科審美学会 所属 他多数