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歯石ができてしまった場合の正しい対処法
人生100年時代と謳われる今、歯の健康は全身の健康にも大きく影響することがわかり、より一層注目されています。
歯周病は、歯と歯茎の間から侵入した細菌によって引き起こされる疾患です。歯周病が悪化すると歯が抜け落ちてしまうだけでなく、全身の疾患にもつながるおそれがあります。
本記事では、歯周病につながる歯石ができる原因や、放置した場合のリスク、歯石を除去する方法について、詳しく解説していきます。
目次
歯石とは
歯石は、歯垢(プラーク)が石灰化して硬くなったものです。主にカルシウムやリン酸によって形成されます。
歯石は「歯肉縁上歯石」と「歯肉縁下歯石」の2種類に分けられ、それぞれ取り除き方や硬さが異なります。歯垢とは異なりブラッシングでは除去できないため、歯科医院での処置が必要です。
歯石を放置すると、歯周病や口臭の原因になります。また、見た目にも悪影響を及ぼすため、定期的な歯科医院での除去が推奨されています。
【関連記事】妊娠中に歯周病にかかると母子ともにリスクが高いって本当?
歯垢との違い
歯石は、日々のブラッシングで除去されなかった歯垢が唾液中のカルシウムやリン酸と結合し、硬化したものです。
この硬化プロセスは、歯垢が石灰化することで起こり、歯石はその結果、非常に硬くなります。
一方、歯垢は柔らかく、日常のブラッシングで比較的簡単に除去できる性質です。
歯石の表面はざらざらしており、細菌が付着しやすい環境を作り出します。
これが歯周病や虫歯のリスクを高める主な原因です。
また、歯石は見た目にも影響を与え、歯の美しさを損なう可能性があります。
放置すると、歯肉炎や口臭の原因にもなり、歯の健康を脅かすことになります。
適切な口腔ケアと定期的な歯科診療により、歯石の形成を防ぎ、すでに形成された歯石を専門的に除去することが重要です。
歯石と歯垢の違いを理解し、それぞれに適したケアを行うことで、口腔内の健康を保てるでしょう。
歯石ができる原因・習慣
歯石の形成は、日々の口腔ケアが不十分な場合に起こりやすい現象です。
歯垢が唾液中のカルシウムと結合し、時間とともに硬化して歯石に変わります。
とくに歯ブラシが届きにくい歯の裏側や歯間部分に蓄積しやすく、これらのエリアの清掃を怠ると歯石が形成されるリスクも高まるでしょう。
喫煙や食生活の乱れも歯石の形成に影響を与える要因として知られています。
タバコに含まれる化学物質は、口腔内の環境を変化させ、歯石の形成を促進するからです。
また、糖分や酸性の高い食品の過剰摂取も、歯垢の蓄積を促し、結果的に歯石の形成につながります。
予防策としては、毎日の丁寧な歯磨きがもっとも重要になります。
とくに歯間ブラシやデンタルフロスを使用して、歯ブラシだけでは届きにくい部分の清掃を心がけることが効果的です。
また、定期的な歯科検診を受け、プロフェッショナルなクリーニングで歯石を除去することも重要です。
歯石を放置するとどうなる?
歯石を放置すると、虫歯や歯周病のリスクが高まります。
歯石は歯垢が石灰化して硬化したもので、その表面は細菌が付着しやすいざらついた環境を提供します。
これにより口内の健康が脅かされ、さまざまな口腔疾患の原因となり得るからです。
とくに、歯石が歯肉の下に形成されると、自分では確認しにくく、放置されがちですが、これが進行すると歯周病のリスクが高まります。
歯周病は、歯を支える骨を破壊し、最悪の場合、歯の喪失につながる深刻な問題です。
したがって、歯石の除去と予防は口腔衛生の重要な部分となります。
歯石は自分で除去できる?
歯石は、日頃のブラッシングなどでは取り除くことができません。
専用の器具を用いれば自分で取り除くことも可能ですが、不完全な除去により歯石が再発しやすくなるため、おすすめできません。
また、自分で除去しようとすると、歯肉を傷つけてしまうなどのリスクがあります。
無理に自分で除去しようとせずに、歯科医院での適切な除去がもっとも効果的です。
歯石除去の治療内容と期間
歯石をきれいに除去するには、歯科医院での専門的な処置が必要です。
歯科医院での処置は、歯の表面や歯根面に付着した歯石を取り除くことを目的とし、通常はスケーリングやルートプレーニングといった方法が用いられます。
治療期間は個人の口腔状態により異なりますが、一般的には数回の通院で完了することが多いです。
歯石除去は口腔内の清潔を保ち、歯周病の予防にもつながります。
定期的な歯科検診と併せて、歯石除去を行うことで、口腔の健康を維持できます。
歯石除去にかかる費用
歯石除去の費用は、日本の歯科医院によって異なりますが、一般的に保険適用の場合、約2,000円から3,500円程度となることが多いです。
この費用は、歯石の量や状態、治療の複雑さによって変動する可能性があります。
保険が適用されるかどうかは、歯科医師の判断に委ねられており、歯周病などの病気がある場合に適用されることが多くなっています。
治療時間は比較的短く、10分から15分程度で終了することが一般的です。
歯石を放置すると、虫歯や歯周病のリスクが高まるため、定期的な歯石除去は口腔衛生を保つ上で非常に重要です。
また、自分で歯石を取ることは推奨されておらず、専門の医療機関で処置しなければなりません。
費用面だけでなく、歯石除去の重要性や治療の必要性についても、歯科医師との相談を通じて理解することが大切です。
歯石を作らないための口腔ケア
歯石の予防は、日常の口腔ケアによって大きく左右されます。
歯石は、歯垢が唾液中のミネラルと結合し石灰化したもので、適切なブラッシングにより予防が可能です。
歯石が付きやすい場所、とくに歯と歯茎の境界に注意を払い、毎日の歯磨きでしっかりと歯垢を除去することが重要です。
また、デンタルフロスや歯間ブラシを使用して、ブラシだけでは届きにくい歯の間の歯垢を取り除くことも効果的と言えるでしょう。
さらに、定期的な歯科検診は歯石予防において不可欠です。
プロフェッショナルなクリーニングにより、自宅でのケアでは取り除けない歯石を除去し、歯周病や虫歯のリスクを減らせます。
歯石予防のためには、善玉菌を摂取することや、食生活にも注意を払うことが推奨されています。
これらの予防策を実践することで、歯石の形成を効果的に防ぎ、健康な口腔環境を維持できるでしょう。
歯科医院で歯石を定期的に除去してもらおう
今回は、歯石ができる原因や、正しい除去方法についてまとめました。
歯石と歯垢の違いや、歯石ができる原因と習慣、歯石を放置するとどうなるか、自分で除去できるかどうか、歯石除去の治療内容と期間、費用、そして歯石を作らないための口腔ケアについて、それぞれ理解できたと思います。
歯石はブラッシングだけでは取り除けないため、歯科医院で適切に除去してもらわなければなりません。
また、健康な歯と口腔環境を維持するためには、歯垢が溜まらないように適切なケアを日頃から心がけることが重要です。
新宿の歯医者「新宿ルーブル歯科・矯正歯科」では、無料でカウンセリングを行っています。歯に悩みがあり歯科受診を検討している方は、お気軽にご相談ください。
この記事を監修した人
医療法人社団ルーブル 理事長
愛知学院大学歯学部卒業後、愛知県を中心に多くのクリニックを持つ医療法人清翔会グループに入職。2019年12月に『渋谷ルーブル歯科・矯正歯科』を開院。2022年12月にはグループ医院である『新宿ルーブル歯科・矯正歯科』を開院。
「気軽に相談できる歯のコンシェルジュ」をモットーとし患者との「コミュニケーション」を重要と考え、1人1人に合わせた「最善の治療」提案している。
【略歴】
- 愛知学院大学歯学部 卒業
- しんファミリー歯科 矯正監修
- 大手審美歯科クリニック 代診勤務医
- 医療法人清翔会 エスカ歯科・矯正歯科 院長就任
- 渋谷ルーブル歯科・矯正歯科 独立開業
- 医療法人社団 ルーブル設立 理事長就任
- 新宿ルーブル歯科・矯正歯科 開業
【所属団体】
- インビザライン社公認 ダイヤモンドプロバイダー
- インビザライン(マウスピース矯正)認定医
- インコグニート舌側矯正 認定医
- winシステム舌側矯正 認定医
- 日本矯正歯科学会 所属
- 日本成人矯正歯科学会 所属
- 日本顎咬合学会 所属
- 日本外傷歯学会 認定医
- 日本アンチエイジング歯科学会 所属
- 日本歯科審美学会 所属 他多数